人生の方向性を変えようと思った時の対処法
自分の現状や方向性を変えるとき「置かれた場所で咲くか、そもそも場所を変えるか」というテーマに結論を出すことは簡単ではない。
なぜなら、
経験なしで場所を変えようとすれば「でも経験や実力がないから」ということで失敗に終わってしまうし、
置かれた場所で努力してから場所を変えようと考えれば「勉強ばかりではなく早いうちから経験した方が良い」という声が聞こえてくる。長い時間をかけた挙句、結果として表れないという事態にもなり得る。
しかし、
経験や実力がなくても、まずは「リソースを使わない方向で踏み込んでみること」が大事だと思っている。
なぜなら、
①努力せず変えられるのであれば最短となる
②目的と手段を取り違えずに済む
③自分に足りないものが理解できる
というメリットがあるためだ。
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というのも、自分が今とは別の存在になろうとしているとき、目的は言わずもがな「別の存在になること」である。
もし勉強もせず金も稼がず、今自分が目指している環境に飛び込める可能性が少しでもあるならば、まずはそこに向かってみるべきだと思う。
なぜなら、目的は努力をすることではなく、今とは別の存在になることだからだ。
別に場所を変えてから新たな努力をしたって良いし、そこが合わないとわかれば次の一手を考えられる。何より、最短距離で人生を進めることができるというメリットがある。
ただ、この記事を見ている読者は尻込みすることだろう。「そんなこと試みたら門前払いされる」「仮に入れても周りからどうせ無理だと言われる」。
それは分かっている。どうせ私も君も失望されるし、自分を嫌いになる。周りからもがっかりされる。そんなことは分かっている。
しかし、想像して欲しいのは「今を続けた先と路線を変えた先の比較」である。本当に今のままで良いのか?来年、再来年。10年後を考えてみれば、失望なんて「そよ風」にしかならないんじゃないか?自分が自分を好きになれそうなのはどちらか考えてみよう。
また、努力から入ってしまうと、それ自体が目的になってしまう可能性がある。例えば英語で会話をしたいとき、フレーズ集を漁り、環境を整えて、必死に準備するだろう。違う。違うんだ。そうじゃない。気づいているはずだ。
目的は英語を使って意思を伝え合ったり、英語を瞬時に構築できるようにすることであって、準備を整えることではない。
英会話であれば、まずノリで英語を使う環境に入ってしまって、そこから努力すれば良い。あくまで努力することは手段に過ぎず、目的ではないからだ。
たしかに、ノリで踏み込んだって失敗する可能性が高いだろう。面接にしても、英語にしても。しかし、その失敗ですら自分にとって糧になるとすれば、見方も変わってくるだろう。
例えば面接で「やりたいことは分かったけど○○の知識や△△の経験がないとなぁ」と言われたとする。我々は「やっぱり無理だったか」と凹んでしまうが、○○や△△が必要だという事実は掴めるのである。
それは極々当たり前の内容を指摘されるかもしれないが、実際の失敗から学んだ知恵は、人づてに聞いた内容よりも信憑性の高いものとなる。
誰かから聞いた情報には多数のフィルターがかかり、嘘や間違いが含まれる可能性がある。しかし、実際の現場で指摘されたことについては「少なくとも1つの事実ではある」ということだ。
君は今自分の方向性を変えようとして、人生に悩み、恐怖に怯え、準備に戻ろうとしているかもしれない。
しかし恐怖を感じながらでも、一歩足を踏み入れてみるべきだと思う。
その小さなお試しが次のお試しを作り、たったスプーン一杯の変化が、人生の方向性を変えることに繋がる。自分の目的を軸にして、近くにあるチャンスに手を伸ばしてみよう。
2020年11月16日(月) 綾瀬はるかを眺めながら
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今日もお疲れ様です!
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